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白井市の事業を紹介します

令和6年能登半島地震被災地支援の報告会が開催されました

令和6年能登半島地震により甚大な被害を受けた石川県珠洲市の支援に千葉県から要請を受け、白井市は職員を3回(計5名)派遣しています。

その内1月19日~23日と2月21日~25日の期間に派遣された4名の職員による報告会が、市の管理職員を対象に行われました。「被災地支援の現状」「白井市に何が必要なのか」などの所見や情報共有する場を取材しました。

冒頭、笠井市長からあいさつがありました。

「今回能登半島地震災害支援に立候補された職員の方々が、意識を持って参加してくれたことを誇りに思います。市職員は地域の核とならなければなりません。」

調整チームの活動を通じて『今後白井市に必要な防災対策について』

 

白井市での問題点を上げ、職員として市民の財産や生活を守るための初動や、対応についての話がありました。

 

●実際に被災した場合に備えて、危機管理意識の向上が必要

「普段どうすれば良いのか」「住民の方はどうすれば良いのか」「市としての体制、特に即応体制をどうすれば良いのか」を見直さなければならない。

 

●避難所にどういう避難者がいるのか状況の把握は不可欠

避難所運営は、弱者救済に着手することに重きを置かなければならない。

 

●防災マニュアルの準備が一番重要

職員として「やらなければならないこと」を理解しやすいように作成すべき。避難所運営マニュアルも作成し、市民の方が見てもわかるように準備をしておかなくてはならない。

 

●被災者(避難者)にならないための普段の備えが重要

自主防災組織を立ち上げ、自分たちが住んでいる地域は自分たちで守れる活動を継続していくことが大切。地域コミュニティ力で老若男女問わず、みんなで助けあうことがとても重要。

被災地で避難所運営支援を経験して『職員へ伝えたいこと』

避難所運営支援

一般道路が盛り上がり通行ができない現状の紹介がありました。

能登半島地震が発生して一ヶ月以上経った現状について報告がありました。

 

●最低限の生活物資は揃ってきている

 

●家屋も道路も倒壊したまま

応急措置的なインフラ整備を進めている段階で、家屋の復旧などをすすめることができる状況ではない。

 

●被災者の方の先が見通せない不安

「倒壊した家屋を修理するのか、解体するのか、出て行くのか」といった自分たちだけでは決められない復興について見通しが立たないことへの不安。

 

●避難所運営継続の課題

自分の生活を取り戻した人たちが避難所を去り始めると、避難所運営の体制や仕組みの組み直しが必要になってくる。運営自体に人手が少なくなり、運営が立ち行かなくなるのでは?

 

『職員へ伝えたいこと』

 

●行政の支援が必要

 被災地は我々の日常とは全く違う状況で、行政がサポートしなければ、現地の人たちはさらに厳しい状況になる。

 

●現場の状況に合わせた柔軟さ

 あるもので対応する、どんな状況でも休憩をとれる、マイナスの言葉はスルーするなど、時には鈍感力も必要。

 

●命を守れる行動を

 市の職員として職務に就くためには、災害時には命を守れる行動をとることがまず大事。

取材日:2024年3月12日

市内で実施された防災訓練の様子や被災地支援についてまとめています。是非ご覧ください。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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