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白井の歳時記

法目のオビシャは毎年1月15日に行わるオビシャ行事です。

法目のオビシャは毎年1月15日に八幡神社で行われ、星状の文様に「鬼」と書かれた的を、ガマズミの木で作った弓で矢を射ることで、その年の豊凶を占います。

法目のオビシャとは

所在地:復(法目地区)

伝承者:法目地区

指定年月日:平成二九年三月二三日

オビシャとは、漢字で「歩射」とも書かれ、的を弓で射てその年の豊凶を占い、また、前もって豊作を祝う予祝儀礼であると共に、邪悪なものが外から侵入しないように願う破魔の意味もあるといいます。

法目のオビシャは毎年一月十五日に八幡神社で行われます。当日は午前九時に氏子十三家が集まり、ガマズミの木を削った弓と、篠竹を整えた矢、青竹の輪に半紙を張り墨で星状の文様と共に「鬼」と書いた的を作ります。ガマズミの木はオビシャで使うために各家の畑で植栽したものです。

準備が整い神主が到着すると弓矢と的を神社に供えてから弓神事に移ります。まず神主が三本の矢を放ち、一本目が的に命中するとワセ、二本目はナカノテ、三本目はアトが豊作になるといわれています。続いて氏子全員が順不同で矢を放ちます。神事に使われた弓矢は縁起物として終了後に持ち帰ります。

市内の各地区でもオビシャは行われていますが、弓神事を行う事例は県内でも少なく、法目のオビシャのようにしっかりと弓矢や的をつくるものは市内でも他にはありません。法目のオビシャは市内を代表するオビシャ行事として重要なものです。

平成二九年八月三日 

「出典:白井市教育委員会」掲示版

法目のオビシャ(白井市無形民俗文化財)

八幡神社(はちまんじんじゃ)は、白井市復にある神社です。

ガマズミの木を削った弓に弦を張りますが、全体重を乗せて曲げないと固そうです。

この弓を15本作成します。

青竹の輪に半紙を張り、墨で星状の文様を書いていき、

中央に「鬼」と書いた的を作ります。氏子さん方の手作りです。

神主が到着すると、弓矢と的を神社に供えてから弓神事に移ります。

法目地区全ての神々に

弓を奉納されます。

法目地区の氏子さん方がお祓いを受け、その後神事に参加された近隣の皆さんもお祓いを受けました。

地域の伝統神事に参加させて頂ける事は、ありがたいです。

奉納が終わると弓神事に移ります。

弓神事

的を弓で射てその年の豊凶を占い、また、前もって豊作を祝う予祝儀礼であると共に、邪悪なものが外から侵入しないように願う破魔の意味もあるといいます。

神主が三本の矢を放ち、一本目が的に命中するとワセ(早稲)、二本目はナカノテ(中稲)、三本目はアト(晩稲)が豊作になるといわれています。

続いて氏子さん方全員が順不同で矢を放ちました。神事に使われた弓矢は、縁起物として終了後に持ち帰ります。

しろいまっち編集部も体験させて頂きましたが、放った?矢は、目の前にポトリ・・、的まで飛びませんでした(笑)


謝意:白井市無形民俗文化財に登録されている、法目のオビシャを取材させて頂きました。しろいまっち編集部も、初めて射的させて頂きましたが、想像以上に弓で的を射ることの難しさを知ることもでき嬉しい限りです。法目地区の皆さまに取材させて頂きました事、改めて御礼申し上げます。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。